意見広告・議会報告
宮前ガバナンス2月号 連載寄稿 川崎市動物愛護センターが開所!〜愛称 ANIMAMALL(アニマモール) かわさき〜 川崎市議会議員 石田やすひろ
我が家には2匹の愛犬がいます。家族同様に生活し、子どもは飼育を通じて、命の大切さを知る、良い機会となっています。ところが不運にも行くところもなく、飼い主に恵まれない動物も実際にいます。これまでの川崎市の動物愛護の取組みでは、他都市に先駆けて昭和48年に「川崎市飼い犬等の飼育管理に関する条例」を策定しました。これを受けて、昭和49年には高津区蟹ヶ谷に、飼い犬管理センター(現在の動物愛護センター)を設置しています。主な役割は「犬猫の収容・返還・処分」でした。これまで残念ながら殺処分は、繰り返されてきました。
2月に開所を迎えた、新たな川崎市動物愛護センターの基本理念は、「いのちを学ぶ場」「いのちをつなぐ場」「いのちを守る場」です。アニマモールかわさきは、かつてのセンターのイメージが払拭され、清潔で明るい雰囲気です。処分を目的とした炭酸ガス室等はありません。何よりも日曜日のオープンは、譲渡会に参加しやすく、マッチング率が向上します。
本市の犬の殺処分は平成25年度から28年度までゼロを達成しています。譲渡返還率もセンターの努力と市民理解の浸透により、現在では、90%を超えています。また、猫の殺処分は少ないながらも継続されていますが、譲渡返還率は平成29年度で70%を超えています。殺処分の減少などのため、1日の保管頭数は平成29年度で1日あたり平均して犬猫などすべて合わせて100頭と高い数値となっています。
新センターの3階には、市民協働室があり、ボランティア活動の拠点となるほか、研修室では小学生等を対象に「いのち・MIRAI(みらい)教室」が開かれ、従来からの訪問型に加えて来所型の教育が行われる予定です。ここでは、実際の動物を前にして早期の段階で命の大切さを、体感する事になります。動物愛護の視点で、適切な行動を取ることができる人を育みます。動物を通じて、誰もが集い、憩い、学べる交流施設の、今後の展開に期待します。
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