神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2020年1月24日 エリアトップへ

菅生台自治会 中高生防災チーム発足 若い力で高齢化に一手

社会

公開:2020年1月24日

  • X
  • LINE
  • hatena
「災害時には若い力が必要」と黒澤会長
「災害時には若い力が必要」と黒澤会長

 菅生台自治会(黒澤克實会長)は昨年12月、中高生をメンバーとする防災チームを発足させた。高齢化が進む同自治会では「災害時には若い力が必要」として地元中学生らに協力を要請。チームには中学生6人が加入し、災害時に必要な知識を身に付けていく。

33%が65歳以上

 菅生台自治会には約401世帯、1190人が加入している。そのうち65歳以上が369人、33・3%(2019年3月時点)と高齢化が進む。同自治会の調査によると、災害時に支援・援護を必要とする人が29人、一人暮らしの人が61人いるという。

 同自治会では「役員や防災部の関係者はほとんどが高齢者。大災害時は必ず若い力が必要になる」と昨年8月頃から中高生防災支援チームの検討を開始。11月の防災訓練時に、防災部の女性から「娘にも心肺蘇生法やAEDの訓練を受けさせてほしい」と声が上がったのが決め手となり、チーム発足に向けて本格的に動き出した。

訓練参加で関心高める

 中高生防災支援チームには現在、同自治会の呼びかけに協力を申し出た菅生中学校の生徒6人が加入している。

 メンバーは防災部で行う防災講習会や心肺蘇生法、AED訓練、屋外消火ホース使用訓練などに年3、4回参加する。訓練に参加した生徒には同自治会からボランティア活動証明書を発行するという。

 大災害時の対応については今後、具体的な検討を進めていく。黒澤会長は「まずは防災への関心を高めてもらうところから。無理のない範囲で、できることはどんなことかを生徒さんたちと一緒に考えていく」と話す。

安全安心のまちへ

 ハザードマップ上で同自治会の区域内には警戒区域はなく、これまで台風や地震などによる大きな被害は出ていないが、「今後なにがあるかわからない。しっかり備えておくことが安心安全のまちづくりにつながる」と黒澤会長は話す。

 同自治会ではメンバー増員に向け声掛けを進めており、現在、中学生4人と高校生1人が検討しているという。

宮前区版のトップニュース最新6

子どもと大人「ガチ」議論

「地震のそなえ」テーマ

子どもと大人「ガチ」議論

カワサキ☆U18

11月22日

野川レッパがベスト4

学童野球全国大会

野川レッパがベスト4

雨天順延で準決勝中止に

11月22日

ジャイアンツJr.に酒井さん

ジャイアンツJr.に酒井さん

向丘小6年 選抜18人に

11月15日

ブレイキンの石川さん受賞

市文化賞

ブレイキンの石川さん受賞

「シネコンの祖」チッタも

11月15日

佳子さま、緑化祭で川崎に

佳子さま、緑化祭で川崎に

地元中学生と記念植樹

11月8日

川根さん日本代表に

世界短水路選手権

川根さん日本代表に

宮前平中出身、50m自で

11月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月22日0:00更新

  • 11月15日0:00更新

  • 9月6日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook