意見広告・議会報告
宮前ガバナンス2月号 連載寄稿 宮前区内道路の渋滞対策を求め! 〜児童を守る交差点の改良と共に〜 川崎市議会議員 石田 やすひろ
宮前区内の渋滞対策の強化と交通安全対策を求め、議会にて質しました。特に、宮前区内においては、犬蔵交差点と馬絹交差点の渋滞を課題と捉え、議会にて対策を求めました。
尻手黒川線の犬蔵交差点では、東名高速道路の出口から流入する車と本線が重なり、下り線に慢性的な渋滞が発生しています。また、犬蔵小学校の通学路に指定されていることから、「歩車分離」を望める声も地域からあがっていました。本市ではこうした現状を受けて、歩車分離式信号機の導入を検討してきました。平成30年度の検討により、導入した場合においても交差点処理への影響はないとの解析結果も示されています。
一方、下り線に顕著な渋滞が見られる馬絹交差点では、平成22年の第1次対策において、交通管理者によって感知式信号機を導入して改善を図りました。その結果、下りの渋滞の長さを800mから0mへ、7分40秒あった通過時間を0分にする改善を図りました。しかし、10年経過した現在は、交通環境の変化により、夕刻の時間帯に金山交差点付近まで渋滞が延び、改善を求める声が出ていました。
犬蔵交差点においては、犬蔵小学校の通学路に指定されていることからも、児童、生徒の交通安全対策を優先して、歩車分離を急ぐべきであります。議会では、子供たちの安全のため、交通管理者と協議調整を早急に行って、迅速に対応するよう求めました。馬絹交差点については、現状、下り線の渋滞が目立っています。対策後も、その効果は限定的となっています。そこで、議会では、今一度の検証と対策を求めました。
今後、宮前区においては、鷺沼駅前再開発や横浜市営地下鉄3号線の延伸等、新たなまちづくりの動きも見られます。区内道路の回遊性を高めるための都市計画道路の整備も含め、交通安全対策も含めた渋滞緩和に有効な、総合的なまちづくりの施策の展開を要望しました。
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12月20日