新型コロナウイルスの感染拡大を受け、川崎市内の企業と団体が4月13日、同市役所の福田紀彦市長を訪れサージカルマスク3万枚を寄付した。福田市長は「世界的にマスク不足がひっ迫している。大変ありがたい」と感謝を述べた。
株式会社パスポート=犬蔵=の浜田総一郎代表取締役社長が代表理事を務める(一財)良知活動振興財団から、川崎市を通して川崎市医師会(岡野敏明会長)へサージカルマスク2万枚が送られる。大規模病院には政府からマスクが配布されているが、不足している市内の診療所やクリニックなどに分配される予定。
同社は毎年新茶の販売をしており、売り上げの一部を同財団の震災支援金として寄付してきた。今年は持ち出し金を加えマスクの購入費に充て、寄付した。浜田代表は「感染拡大や医療崩壊などの危機感が日に日に増している。最前線で使命感を強く持って立ち向かう医療従事者たちの心意気に、心から敬意を表してエールを贈りたい」と話した。
(一社)川崎塗装業協会(後藤龍彦会長)からは、川崎市老人福祉施設事業協会(成田哲夫会長)にサージカルマスク1万枚が寄付された。
入手困難となっているマスクが手に入りそうとの情報が入り「高齢者福祉施設で活用してもらおう」と協会内で寄附金を募り購入した。後藤会長は「微力ではあるが、必要としているが行き届かない所で活用してほしい」と話した。
![]() 後藤会長(左)、成田会長(右)
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