ピラティスインストラクターとして活動する宮井典子さん=宮崎在住=が、病気や副作用による脱毛、薄毛で悩む女性に特化したヘアターバンを考案した。
宮井さんは10年程前、膠原病予備軍と診断され、2019年に指定難病「全身性エリテマトーデス」を罹患。投薬治療の副作用で薄毛や抜け毛に悩まされた。宮井さんは「人前に立つ仕事柄もあり、地肌の透けに呆然とした」と当時を振り返る。そんな時、自宅にあったヘアターバンをつけたことで外出する勇気が湧いたという。
経験を生かし、着脱しやすさなどを考慮して作られたのが「帽子をかぶるようにおしゃれを楽しむヘアターバン」だ。
本体は頭頂部と後頭部を覆える大判サイズで、頭部への締め付け感を抑えた構造。関節にこわばりがある人や低体力の子どもでも最小限の力でつけられる。製作は川崎市内在住の子育て中の母親らが担当。今年2月に開催された「第9回ウーマンズビジネスグランプリ2020IN品川」では、優秀賞を受賞した。宮井さんは「ヘアターバンを通してまだまだ知られていない膠原病のことを知っていただき、早期発見、治療につながれば」と話す。
商品に関する問い合わせはウェブサイト(【URL】https://beauoflilly.jimdofree.com/)へ。
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