まじわーる宮前の敷地内に設置されたポスト
馬絹交差点近くに３月末、宮前郵便局が郵便ポストを新設した。５年程前から地域住民から設置を要望する声が挙がっており、宮前区選出議員の働きかけなどを経て実現。設置に向けて動いた地元有志は「ぜひ活用してほしい」と話す。
ポストが新設されたのは宮前地区会館・障害者福祉拠点施設「まじわーる宮前」（馬絹６の10の33）の敷地内。３月28日から利用が開始された。
要望が寄せられた当時は約２５０ｍ先に馬絹郵便局があることなどから新設は見送られた。一度は打ち切られたものの、その後も地元から「馬絹交差点付近は人通りも多く、利便性が高い」とポスト設置を求める声が挙がっていたという。
今年１月頃、有志が改めて地元選出議員に相談し、宮前郵便局に依頼したところ「設置場所が確保できており、利用量が既存の設置場所より見込まれる｣として、付近にあったポストを移設する形で設置が決まった。
尽力した柴原照男さんは「馬絹郵便局までは距離があるので、交差点付近への設置はありがたい。設置場所のまじわーる宮前の協力もあり実現した。多くの方に使っていただきたい」と話す。
近年、郵便物の数が減っていることから、２０１０年度末に18万６７５３基あった全国の郵便ポストの設置数は18年度には18万７７４基となり、５年で約６０００基減少した。宮前区内では過去５年でポストの新設は１件、撤去４件という状況だという。
宮前郵便局担当者は「コンビニ店内のポスト設置が進んだことや、取集担当者の人件費などをかんがみても現在はポストを撤去する方向で、新設することは少ない」と話す。
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