県立川崎北高校の校長でオンライン授業に着手した 柴田 功さん 中原区在住 55歳
生徒目線のIT革命
○…4月に着任する前は、教育委員会でICT(情報通信技術)推進担当として、オンライン環境の整備などを行ってきた。教育の現場に戻ったとたんコロナ禍でオンライン授業の必要性が叫ばれるように。自身が整備した環境を今度は現場でやって見せる立場に。「歯車が噛み合い回り始めた。わくわくしますね」と熱意が溢れる。
○…大学で物理を学び、教員はあくまで選択肢の一つだったが、教育実習で見方が一気に変わった。「生徒が私を感動させようと情熱を注いでくれた。たった2週間だが今も鮮明に覚えている」と話す。「先生って楽しいじゃないか!」と、1カ月後の採用試験に向け、生徒からの手紙と色紙を励みに猛勉強し教師の道へ。妻は体育教師、長女も物理の教師で、家でも教育の話題が飛びかっている。
○…「やってなければ相談にものれない。会話のきっかけにもなるしね」と、ツイッターにインスタ、ティックトックだって挑戦する。プライベートでは毎週教育をテーマに「ZOOM飲み」で討論を重ねる。続けるうち大学教授や著名人も集まるように。その縁で、塾に行けない子どもに向け授業を無料配信するトップユーチューバーとの対談も実現した。可能性は無限に広がる。
○…分散登校が始まって「やっと生徒たちに会えました」とにっこり。休校中に取り組んだオンライン授業が注目を浴びた。同校のホームページにはオンライン授業を始めるためのノウハウ動画も掲載され、遠くは広島県の教育委員会からの問い合わせもあった。「これからは通常授業に戻っても、オンライン授業の良い点は取り入れ、我々がコーディネートしていかなくては」。すべては子どもたちのために。
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1月10日
1月1日