強い毒をもつ南米原産特定外来生物「ヒアリ」が6月19日、川崎区東扇島の事業所敷地内コンテナ内で発見された。市内で確認されたのは初めてで、国内では53例目。
発見されたのは働きアリと羽のある女王アリあわせて数百匹。中国の蛇口港から横浜港へ到着し、市内へ搬送されたコンテナ内で見つかった。直ちに個体を殺虫処分し、コンテナ内を煙状の殺虫剤で燻蒸処理。周辺に殺虫餌や粘着トラップを仕掛けた。数日後、市職員が目視点検を行ったが、新たな疑わしいアリは発見されなかった。
市担当者によると、羽のある女王アリは受精前とされ、繁殖には至っていないと予想できるという。「コンテナ到着後すぐに発見処理したので、市街地には定着できないはず。万が一、疑わしいアリを発見したら刺激せず、手で触れないようにし、県のコールセンター(【電話】045・210・4319)に連絡してほしい」と話している。
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