川崎富士見ライオンズクラブの会長に就任した 柴原 照男さん 馬絹在住 73歳
努力の人、地域愛でけん引
○…社会奉仕団体の会長に10年ぶりに就任。昨年は市内10クラブを統括する重責を担うなど実績十分、満を持して2度目の船出となった。「地域との連携 新たな奉仕」をテーマに30人超のメンバーをけん引する。「10年ひと昔。ライオンズ精神にのっとり前例にとらわれず進めていきたい」。例会ではメンバースピーチを重視し、一人一人の経験や知識を共有することを狙う。
○…馬絹の旧家で生まれ育った。幼いころに先祖代々受け継がれた住居が全焼。しばらく親戚の家で暮らしていたこともあったという。49歳までサラリーマン生活を送っていた。営業から総務まで、さまざまな分野を渡り歩いた。「配属されなかったのは経理部だけかな」と笑う。選挙応援をきっかけに地域活動をはじめた。不動産賃貸業を営む傍ら、JAセレサ川崎の理事や川崎北法人会の常任理事などを歴任。ライオンズクラブは22年前に入会した。「声がかかる内が花」と前向きにとらえ、献血活動や盲導犬募金活動など地域のために尽くしてきた。原動力は地域愛だ。
○…学生時代は野球部に所属。親となってからは、息子の試合に欠かさず足を運んだ。「野球を通じて会話が増えた」と懐かしむ。「そろそろ息子にも地域活動を始めてもらいたい」と後継者に期待を込める。
○…座右の銘は「努力は裏切らない」。常に努力することで現在の地位を築いてきた。多忙な生活を支えてくれたのは家族だ。「ライオンズの活動を理解してもらえたら」と妻同伴の例会も計画中。「少しずつ役を降り、数年後には人に優しく、文句を言わないお年寄りになっていたい」というが、クラブは1年半後に45周年を迎える。また一つ「実行委員長」の肩書が増えたばかりだ。
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11月22日
11月15日