宮前区内唯一の浄土真宗本願寺派浄照寺の加藤孝充(こうじゅう)住職が、読経のライブストリーミング配信(生配信)をしている。
同寺は、宗派の推進事業により1993年に都市開教寺院として開かれた、比較的新しい寺院だ。門徒(=檀家)を持たず、加藤住職は「ふるさとを離れた人の受け皿として、またご縁をつなげていくために」と、法話会などを行ってきたが、コロナ禍で開催することができなくなった。加藤住職は「せっかくつないできたご縁を途切れさせてはいけない。つないでいかなくては」と、思いついたのがウェブでの生配信だ。
読経は1日2回、午前6時30分から約20分と午後8時30分から約10分。同寺のウェブサイトで見る事ができる。ほかに「ハウトゥーお経」として、念仏の発音や焼香の作法とタイミングなどの動画もアップされている。加藤住職は「(宗祖の)親鸞聖人の生きた鎌倉時代も疫病が蔓延したが、お念仏の声が絶えることはなかった。一刻も早い収束を願っている。コロナ禍の中に、お経の生配信で安心できる何かを見つけてくれたら」と話している。
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