宮前市民館は来年1月から7月まで、大ホールの改修工事を行う。新型コロナウイルスの影響によりイベントの開催を来年以降に延期している団体も多いが、半年間ホールの利用ができなくなるため、利用者からは「予約が取りづらくなるのでは」と不安の声があがっている。
宮前市民館大ホールは昨年タイルが剥がれ落ちた壁面と、天井の補修工事のため利用ができなくなる。新型コロナウイルスの影響でイベントの延期が増えている上に、工事期間中のイベントの開催時期がずれ込むことで、来年8月以降の予約が取りづらくなる可能性がある。市民館担当者によると「以前は週末の予約が埋まっている位だったが、最近は平日も多少埋まってきている」という。
利用者からは「元々希望日、特に週末は倍率が高く取りづらい。今後さらに開催日のずれ込みで申込数が増えて、取れなくなるのは心配」との声もあがっている。
キャンセル待ちも
大ホールの予約は、利用日の1年前の毎月1日に1カ月分を受け付ける。市公共施設利用予約システムに利用者団体登録をした上で、抽選での申し込みとなる。
予約抽選会には昨年8月は4団体、9月は13団体が、今年はそれぞれ11団体、15団体が参加した。当選順に最大4日押さえることができるが、市のイベントなど優先して入るものもあり、搬出入の予備日も含めて取らなくてはならないため、希望日を押さえるのは難しい。9月1日の抽選会では、ほぼ半数の7団体が希望日を押さえられずにキャンセル待ちとなった。
近隣施設利用呼びかけ
工事による代替措置は今のところなく、宮前市民館担当者は、同規模の多摩区や麻生区の市民館ホールの利用を呼び掛けている。宮前市民館は鷺沼駅前に移転が予定されており、2025〜26年度の供用を目指し計画が進められている。
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