老朽化で2016年から改築工事が行われていた等々力球場(中原区)が今月完成。10月10日、一般利用を開始する。社会人チームの記念試合で新たなスタートを切る。
新球場は横浜スタジアムより広く、県内最大。ホームから外野フェンスまで両翼100メートル、センターは122メートルを誇る。収容人数は従来比約5千人増の9279人。市民向け以外に、硬式野球場として高校野球や社会人野球の大会等に利用される。
10日は式典と東芝野球部対エネオス野球部の記念試合を実施。東芝の平馬淳監督は「かわさきスポーツパートナーとして、社会人野球らしく高レベルの試合を全力で展開したい」と意気込む 。
学童から古希まで市内427チームが登録する川崎野球協会の川島哲夫会長は「よやく県内に誇れる球場ができて非常にうれしい」と話す。
旧球場は1967年に誕生し、市民に親しまれてきた。当初は2018年完成予定だったが、廃棄物混じりの土や、軟弱な地盤などが影響し一時中断。市は土壌改良などの費用を増額し、総額約89億3千万円となった。
市は記念試合に市内在住者500人を無料招待。詳細、申し込みは市ウェブサイト。応募方法など問い合わせは市等々力緑地再編整備室【電話】044・200・2408。
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