川崎市が5月11日、独自集計した2020年の国勢調査の速報値を発表。人口は153万9081人と過去最多を記録した。
市によると、2015年の前回調査より人口は6万3868人(4・3%)増加した。市の出生数は減少傾向にあるが、自然増(出生数と死亡数の差)と、転入超過による社会増(転入数と転出数の差)が続いたため、プラスで推移した。世帯数も同様に増え、74万6866世帯で過去最多になった。
すべての区で人口増
市内では2005年の調査以降、すべての区で人口が増加している。増加率が最も高いのは中原区で6・6%(1万6256人)で、幸区の6・4%(1万298人)、川崎区の4・4%(9850人)と続いた。中原区では、武蔵小杉駅周辺の再開発などのため人口増加が続いており、前々回調査(2010年)から増加数、増加率ともにトップが続いている。
市の人口密度は1万662/平方キロメートルで前回に続き1万人を越え過去最高となった。区別では中原区は1万7811人/平方キロメートルが最も高かった。
区の世帯人員市内最多に
一方、市内の1世帯当たり人員は2・06人で過去最少になり、世帯の小規模化が進んでいる。
市内最少は川崎区の1・89人だったが、宮前区は2・29人で前回調査同様市内最多となった。
国勢調査は日本に居住するすべての人を対象に、人口や世帯構成などを把握するために行われる統計調査。1920年から5年ごとに行われており、今回が21回目の調査となる。
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