東京パラリンピックの開幕に向け、宮前区は8月13日に独自の聖火の「採火式」を宮前市民広場で開催する。採火者はアンプティサッカー選手の石井賢さん(犬蔵中3年)が務め、宮前太鼓の演奏が式典を盛り上げる予定だ。区は9月5日まで、パラ選手などへの応援メッセージを募集している。
宮前区の採火式は、8月13日の午後3時〜4時に行われる。会場となる市民広場の中央には聖火台が設置され、宮前太鼓ミーティング実行委員会に所属する子どもたちが、かがり火から聖火台に点火する。「子どもたちとともにパラムーブメントの機運を高めたい」と区担当者。
同団体が和太鼓を演奏する中、主に上肢又は下肢の切断障がいを持った人々により行われる、アンプティサッカー選手の石井賢さんが聖火から採火する予定。石井さんは「普通では選ばれない採火式に参加できてうれしい。これからもアンプティサッカーを頑張り、いろんな人に知ってもらえるようにしていきたい」と抱負を語る。一般観覧可能だが、新型コロナウイルス感染症の拡大状況によって変更もある。
日本国内の各自治体とパラの発祥地・イギリスで採った火を東京都に集めて一つの「聖火」とするパラリンピック。川崎市内では7区それぞれが独自の採火式を執り行い、8月14日に等々力緑地で行われる市の聖火フェスティバルに各区の火を集め、「かわさきの火」とする。その後、「神奈川県の火」「パラリンピックの火」とリレーされる予定だ。
区は9月5日まで、川崎市内ゆかりのパラ選手の紹介やパラ競技を説明する展示を、区役所2階ロビーで実施。展示コーナーや採火式で活用する応援メッセージも募集中。「今大会を契機にパラについてより詳しくなり、大会を一緒に盛り上げていきましょう」と参加を呼び掛けている。
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