鷺沼小学校・有馬中学校出身で、NPB東京ヤクルトスワローズに所属する高井雄平選手(37)が9月29日、今季限りでの引退を発表した。
雄平選手(登録名)は鷺沼小学校1年生のときに、区内少年野球チームの鷺沼ヤングホークスに入団。5年生時は主に投手、外野手としてチームを市大会3位に導くなどの活躍を見せた。有馬中在籍時は、硬式野球チーム「青葉緑東シニア」(青葉区)に所属。宮城県の名門・東北高校で甲子園に出場し、2002年に東京ヤクルトスワローズからドラフト1巡目指名を受けて入団した。
鷺沼ヤングホークスで6年間指導した黒須孝房さんは、小学生時代の雄平選手を「負けん気が強く、人一倍努力していた。私が止めるまでずっとバッティング練習をしていたね」と振り返る。3歳離れた兄と友だちに混ざり、一生懸命ボールを追いかけていた光景が印象に残っているという。「よく頑張った。お疲れ様と言いたい」と労いの言葉を送った。
雄平選手の父・明さんは「引退前から地元の応援に対する感謝を(雄平選手が)よく口にしていた」と明かす。「とにかく19年間よく頑張った。人生はまだ続くから、これからも体に気を付けて元気にやってくれれば」と息子を称えた。
プロ生活では、968試合に出場。投手から野手に転向し、通算881本のヒットと66本のホームランを放った。14年にはセ・リーグのベストナインに選出。翌年には自身のサヨナラヒットで、チームのリーグ優勝を決めるなどの数多くの実績を残した。
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