区内に住む児童の保護者から「PTAの資源回収」についての情報提供が届けられた。夏場になると毎日ペットボトル飲料を買うエージェントFが、現状を調べてみた。
「かわさき市政だより」4月号の中で、福田市長は「『100%プラリサイクル都市』へのチャレンジ」と題したコメントを寄せている=写真。市は30年前に「ごみ非常事態宣言」を出して以降、資源物の分別収集を進め、人口増加が進んでいるにもかかわらず、ごみ排出量は大きく減少しているという。これを読んでかどうかは分からないが、情報提供者は「市のごみのリサイクル率向上は、PTAの負担による所が大きい」と持論を述べる。
区内のある小学校では、古新聞や段ボールなどの資源回収の収益はPTA会計に計上され、子どもたちの学校生活をよりよくするために役立てられている。情報提供者によると、指定日外に棄てられた資源ごみは担当委員が車で回収し、決められた日に出し直すこともあるという。「住人から放火などの危険性があると言われれば回収せざるを得ない」。先駆的な市の環境施策は、こうした地域ボランティアの支えの上に成り立っているのかもしれない。
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