意見広告・議会報告
宮前ガバナンス5月号 連載寄稿 知って得する、マイナポータルとは! 川崎市議会議員 石田 やすひろ
マイナポータルは、マイナンバーカードを活用した、インターネットの入口を指します。本市のマイナンバーカード交付率は、46・2%(3月10日時点)です。まだ、半分以上の市民は、サービスの恩恵を受ける準備を整えていません。デジタル庁の開設から8カ月を経て、行政手続きにおけるデジタル化の取組みも拡大しています。本寄稿では、2つのメリットに注目してみます。
1つは、行政手続きのメリットです。本市では、児童手当等の現況届の他、保育施設等の支給認定の申請や妊娠の届出、高額介護サービス費の支給申請等、マイナンバーカードを利用した子育て及び介護に係る22手続きで、令和4年度末までにオンライン化を目指しています。特筆すべき利点は、わざわざ役所の窓口に出向いて順番を待たずとも、インターネットを介すだけで申請が可能となる事。いつでもどこでも24時間申請できるのは、デジタルならではの特性です。
2つ目のメリットは、マイナンバーカードを取得することによって得られるポイントです。新たに取得するだけで、最大5000円分のマイナポイントを得ます。マイナポイント第2弾では、令和4年6月以降となりますが、マイナンバーカードと健康保険証を紐付けする事で、7500円分のポイントが付与されます。また、公金受取口座の登録を行えば、7500円分のポイントが付与されます。この2つの手続きで、合計1万5000円分のポイントを得る事が出来るのです。
令和2年度に実施した、特別定額給付金の際は、申し込みに必要な申請手続きが煩雑でした。申請書に振込口座を記入して、必要書類とともに市区町村に返送していました。行政では、紙申請からデータ起こしに時間を要すると共に莫大なコストが課題となっていました。マイナポータルを活用すれば、公金受取を容易にし、行政と市民の両方にメリットをもたらします。新規サービスメニューも拡大します。デジタル化の波に押し流されないよう、うまく良い波に乗りたいものです。
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12月20日
12月13日