ジェットスキーで世界を目指す高校生ライダーがいる。アメリカ大会での優勝経験を持つ期待の新星、川崎北高校に通う横山亜土夢(あとむ)さん(16)=土橋在住=だ。まずは国内に焦点を当て、6月17〜19日に福島県で行われる全日本選手権シリーズ第3戦に挑む。
横山さんが挑戦しているのは、浮いたブイを最大15人で周回してタイムを争うクローズドコース競技。1500ccのジェットスキーは最大速度が時速100キロを超えるという。
父・博之さんがジェットを趣味にしていたことから、小学1年で父の後ろに乗った。アメリカでの世界大会を目の当たりにし「カッコいい」と夢中になり、10歳にして数回の練習でジェットを乗りこなした。2018年にアメリカ大会に参戦し優勝も経験したが、年間順位は6位、翌年は10位と思うような成績は残せなかった。コロナによる不参戦を経て、今年1月に日本で念願の船舶免許を取得。平日はサッカー部で下半身を強化し、毎週日曜は朝早くから一日中、平塚の相模川で特訓に励んでいる。
勝負に燃える
「思い通りの乗り方で、抜いて勝つのが楽しくて燃える」と魅力を語る横山さん。「攻めるライディング」が強みだ。
目標に世界一を掲げ、まずは今年日本一を目指す。千葉県銚子で4月に行われた初戦は、トップを取ろうかという所でコースアウトで失格し、悔し涙を流した。
来週は福島県の猪苗代湖での第3戦に挑む。「日本の大会は周回数が少ない分、スタートが大事。普段通りにできれば勝てる。残る3戦を全て優勝するつもりで頂きを目指す」と闘志を燃やしている。
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