前回の様子
川崎市内在住の花火師、谷古宇正啓さん（54）ら有志が７月23日（土）、多摩川河川敷で「希望の花火」を打ち上げる。「多摩川花火大会」が３年連続で中止となる中、谷古宇さんは「少しでも上を向ける希望を届けられれば」と、準備を進めている。２０２０年から行われており、３回目。
花火を打ち上げるのは、打ち上げ技術の向上や悪疫退散、鎮魂などを目的とした実技訓練「点火祭」を高津区民祭の前夜に行い、夏の多摩川を彩ってきたメンバー。今年はコロナの影響で点火祭は中止となったが「少しでも上を向ける希望を届けられれば」と「希望の花火」開催に至った。
安全面を考慮し、打ち上げ場所の詳細は非公開。午後７時30分から８時30分の間の30分程度、約１５０発の花火が打ち上げられる。谷古宇さんは「花火は見上げて心で感じるもの。コロナ禍で色々と辛い思いをしている人も多いと思う。自宅から多摩川の方角を見て、明るい気持ちになってもらいたい」と話している。雨天や強風時は翌週30日（土）に延期。
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