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公開日:2022.07.29

まちづくりの新たな仕組み
SDC開設へ 意見交換
区民16人が仕組み検討

  • 当日の様子=区提供



 宮前区の魅力づくりや地域課題解決につながる行動を生み出そうと、区が区民と検討してきた「ソーシャルデザインセンター」(以下=SDC)。今年度の初回ミーティングが7月24日に区役所で行われ、運営方法などについて検討、意見を交わした。来年度のSDC立ち上げに向け、検討を進めていく。





 SDCは町内会・自治会やNPO、市民活動団体など、地域活動を行う団体や個人を結び付ける中間支援拠点。さまざまな団体を結び付けることで、地域課題の解決を目指す。





 区は今年度、SDCの実施内容や運営方法などの仕組みを検討し、機能や取り組みの一部をスタートさせ、フィードバックを進めていく。7月に募集した10代から70代の立ち上げワーキンググループメンバー16人が、24日の初回ミーティングに参加。会場となった区役所1階健診ホールでは、「地域課題解決のために、やりたい提案実現を支えるしくみづくりが必要」「運営側も楽しく思えるものに」「若い世代が参加しやすくしてほしい」などの意見が上がっていた。区担当者は「区民の思いを感じた。皆さまとともに宮前らしいSDC立ち上げに向け取り組みを進めていきたい」と期待を込める。





 今後は部会ごとの個別ミーティングを重ね、来年2月頃までに再度全体ミーティングを行い、来年度に「宮前区SDC」を立ち上げる方針。





トライ&エラーで





 区では、2018年からSDCの検討を始めた。昨年度に実施した多様な主体が協働・連携するプラットフォーム「お試しラウンドテーブル」では、公園などの公共施設の活用や町内会などの地域団体と連携した活動に関する理解を深めるなどした。これらを受け区は今年3月、「宮前区らしいSDCは、区内の活動をいかし既存の団体や人をつなぎ豊かにしていく『仕組み』や『仕掛け』」との仮説のもと、短期と長期的イメージ像を提示。担当者は「トライ&エラーで動かしながらさまざまな機能を実装していく。運営資金については、スポンサー金や参加費、広告費、コーディネート費、委託費など多様な資金源を活用していきたい」と述べ、区民と全体ミーティングで意見を交換した。





 SDCは、福田紀彦市長が公約に掲げ各区で整備を進めており、これまでに多摩区と幸区でオープンしている。

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