川崎市交通局が今年3月に申請した乗合バスの上限運賃変更について、国土交通省は8月26日、申請どおり認可した。これを受け、市バス運賃は10月1日に改正される。
市バスの運賃は1995年3月の前回改定以来、消費税率引き上げによるものを除いて約27年ぶり。大人料金は現金・ICカード運賃を210円から220円に引き上げる。小児はICカード運賃を105円から110円に上げ、現金は現行の110円。IC1日乗車券は大人510円を550円、小児260円を280円に値上げする。
通勤定期も値上げするが、通学定期は子育て世帯の経済的負担を軽減するため引き下げる。定期券の新規購入は通用開始日の14日前から、継続購入は次回開始日の14日前から可能。9月30日までは改定前料金で購入でき、通用期間内であれば10月1日以降も利用できる。
バス車両の更新台数増加や営業所の老朽化対策など、資金需要が見込まれることが改定理由。上限運賃の変更は道路運送法に基づき、適正な原価に適正な利潤を加えたものを超えないかどうかの審査を受ける必要がある。国交省は運輸審議会に諮問し、7月19日付で「申請どおり認可することが適当である」と答申が示されたという。
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