釈迦の誕生日とされる4月8日の花まつりに、神木の等覚院で演奏舞が奉納され、老若男女約100人が本堂に集まった。
舞は、世界45カ国以上で公演をしている舞踏カンパニー「山海塾」に在籍している石井則仁さん。白塗りの体で登場し、ゆっくりと静寂の中で舞った。拝観者らは息を飲むように見つめる人や、スマートフォンを構える人なども見られた。続いて、昨年に続き北インドの民族楽器・シタール奏者の田中悠宇吾さんが登場。独特の音色に、目をつむり聴き入る人、首を振り音にのる人もいた。最後には、シタールの演奏とエフェクターを使った音色にのせて舞を奉納した=写真。
山梨から訪れたという女性は「仏前での演奏舞は不思議な感覚だった」と満足気に感想を語り、10歳と6歳の兄妹は「凄かった」と笑顔を見せた。田中さんは「今年、ようやくインドで再び修行ができ、その経験を奉納できたと思う」と語り、石井さんは「考えず感じたままに舞った。舞でなく、自分自身を奉納している感じだった」と振り返った。奉納についは「いつもの観客に向けてでなく、不動明王に向けてのものなので、難しかった」とも2人は話していた。
ツツジ見頃
「ツツジ寺」として名を馳せる等覚院では、14日〜18日頃にツツジが見頃となる見込み。また、16日、18日、20日、22日〜24日、26日の午前11時から15分ほど、満開に合わせて毎回異なるテーマの法話をする「花説法」を行う。雨天翌日順延。
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