「地震のそなえ」テーマ
子どもと大人「ガチ」議論
カワサキ☆U18
11月22日
馬絹平台地区の「平台さわやか体操会」が先月、10周年の節目を迎えた。地域住民による手作り体操会は体力維持だけでなく、交流の場としての機能も果たしている。発起人の角田浩史さん(75)は「皆さんのおかげ」と思いを口にする。
角田さんは2013年、体操会を望む地域の声を受け、秋祭りの神輿で休憩地点になっている駐車場の所有者・名古屋徳蔵さんに直談判し、体操会場にすることの快諾を得た。一方、体操のリーダー役も必要になるため、行政側に体操指導員の派遣を相談したが、人手不足との理由で断念。馬絹町内会のイベントで活躍していた矢中地区の佐藤けさみさんを抜擢した。角田さんは「数年前に体調を崩すまで、体操会をけん引してくれた」と感謝。佐藤さんは記念イベントにも参加し、いすに座りながら体操する姿を見せた。
高齢者中心に十数人
体操会は毎週木曜日に開催。最初の内は進行役を順番で行うなど、参加意識を向上させる工夫を取り入れた。それから10年――。今も高齢者を中心とした十数人が集まり、ラジオ体操と宮前区ストレッチ体操「風の中で」を行っている。その後の交流のひとときが、長く継続している秘訣。季節の果物などを差し入れる人もいるという。
記念イベントは、宮前平地域包括支援センターの協力で実施。健康運動指導士・岩崎宏子さん(川崎YMCA所属)が講師に招かれ、参加者35人は脳トレにつながるストレッチ体操に挑戦した。
角田さんは「これからも体操会を通じて、健康維持と地域つながりを作っていきたい」と抱負を述べた。
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11月15日