川崎市は10月1日に、「宮前区保育・子育て総合支援センター」(土橋2の14の1)を開所する。これまで点在していた子育てに関する拠点を集約することで、子育て中の親の孤立を防ぐなどの狙い。これに先立ち、9月16日には内覧会が行われ、福田紀彦市長や南昭子区長、町内関係者らが施設内を見て回った。
土橋保育園の建て替えに併せ、市内で川崎区、中原区に次いで3カ所目の開所。鉄筋コンクリート造3階建てで、延べ床面積は約1763平方メートル。各部屋でパソコン業務ができるほか、指を挟まない工夫を施したり、クッション性の高い材質を使用するなど、安全に配慮した設計を採用した。
1、2階は土橋保育園が入り、新たに定員最大10人の一時預かり保育も始める。3階には、「さぎぬま」から機能移転する「地域子育て支援センターつちはし」が誕生。区役所の保育総合支援担当も配置され、保育士や看護師、栄養士など、子どもに関する専門職が、子育て中の家庭を支援する。子ども関係施設との連携や人材育成のための研修など、保育と子育てを総合的に支援し、地域コミュニティや多世代の交流の場としても活用される。佐々木悦子所長は「子育て中の親を孤立させなたくない。気分転換として大いに活用してほしい」と思いを話す。
市は同センターを各区で順次整備していく方針。16日に行われた内覧会で、福田市長は「子育てのあらゆるニーズに応えることに期待したい」とあいさつした。
内覧会に参加した土橋町内会の大久保透会長は「子育て世帯にとって大変良い施設ができた。地域として、どのように協力できるかを考えていきたい」と展望を語った。
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