川崎市立野川小学校(伊藤肇校長)が創立150周年を迎え、同校で11月25日に記念式典を行った。児童は学年ごとに学校や街、歴史について発表を行い、地域へ感謝を伝えるとともに、未来を担っていくことを誓った。
野川小は、1873年に梶ケ谷の西福寺にできた盛隆学舎を始まりとする。2年後には盛隆学校に名前が変わり、野川に新しく校舎を完成。複数の改称を経て、1947年に川崎市立野川小学校となった。
記念式典では、1年生から6年生までが学年ごとに発表した。4年生は学校のシンボルで100年以上の歴史を重ねてきた「くすの木」の移植をめぐる、50年前のエピソードを劇で表現。5年生は「野川まつり」と題し、太鼓やソーラン節を力強く披露した。6年生は、野川の歴史を振り返るとともにオリジナルの歌で地域に感謝を示した。そして「くすの木のようにシンボルとなり支えとなる存在になろう。歴史を受け継ぎ、野川のまちを支えていきます」と高らかに宣言した。
150周年を祝うため、PTAや、地元住民による「くすの木会」などが中心となり、「創立150周年記念事業実行委員会」を組織。式典準備をはじめ、記念誌、副読本発行などに尽力してきたほか、学校旗を新調して寄贈。紺地の旗には「美しい自然と花にかこまれた平和な野川に」という思いが込められた桜をかたどった校章が、金の刺繍で施されている。
児童主体で盛り上げ
同校では児童主体の記念事業にも数多く取り組んできた。昨年度には児童会が中心となり、スローガンを「未来につなぐみんなの絆 笑顔あふれる野川小」に決定。シンボルマークには、スローガンのように「ニコニコと笑い合い、きずなが未来につながっていくと良いな」という思いを込めた、石川萌七海さん(5年)の作品が選ばれた。
また記念キャラクターには、さるの「スマイリー」が選ばれた。スマイリーは、運動会や校舎内の装飾、航空写真のデザインに登場。児童に親しまれながら一緒に150年を盛り上げてきた。
5つの元号をまたぎ、くすの木に見守られながら地域とともに歩みを進めてきた野川小。これからも、笑顔あふれる学校として未来へつなぐ。
![]() ドローンで空撮
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![]() 新調された校旗
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![]() スマイリー
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![]() 記念シンボルマーク
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