防火や防災への決意を新たにする新春恒例の宮前区消防出初式が1月13日、川崎市消防訓練センター(犬蔵)で行われた。消防職員や消防団員ら202人が参加し、士気を高めた。
表彰と演技も
消防関係者や地元選出議員らが来賓として駆け付けた第1部式典では、消防功労者への表彰などが行われた。
佐川勉宮前消防署長は「(能登半島地震や羽田空港での衝突事故を)私たちへの注意・警告とし、心を新たにした。宮前消防署はどのような状況でも実力を発揮できる準備はできている」とあいさつ。南昭子区長は「備えあれば憂いなし。被害を最小限にとどめられるのは地域。さらなる地域防災力の充実に尽力してほしい」と福田紀彦市長のメッセージを代読した。
第2部は、区民が見守るグラウンドに場所を移して行われた。
まずは、幼年消防クラブに所属するゆりかご幼稚園の園児たちが演技を披露。少年消防クラブからフラッグを受け取った市カラーガード隊は、市消防音楽隊の演奏で演技を行った。最後は、航空隊のヘリコプターの祝賀飛行と消防部隊の一斉放水で、防災に対する決意を新たにした。
持田弘二宮前消防団長は「コロナが収束した昨年は、地域一丸となって訓練に励んできた。今年も区民が安心安全に暮らせるよう、さらに関係団体と連携を深めながら防災活動に努めていきたい」と述べた。
![]() 表彰状を受け取る受賞者
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