馬絹町内会(目代鉄男会長)はこのほど、同町内会初となる町内会館を完成させた。近く関係者向けに「お披露目会」を実施後、利用を開始。今後は町内会の会合や関連団体にも貸し出される予定だ。
会館は平屋で、内部はフローリング敷き。トイレや事務室、倉庫も併設されている。
建設場所は、宮前休日急患診療所の斜め向かい、道路を挟んだ三ツ又庚申堂の隣で、地域の組織「三ツ又講中」から寄付を受けたという。建物の名義は、自治会館・町内会館などの土地や施設の寄付の受け入れと貸付けを行う(公社)川崎市市民自治財団となり、維持管理は同町内会が担当。建設費には最大で800万円までが補助される、川崎市の補助金制度を活用した。昨年春から建設を開始し、今年1月に完工した。
同町会は3360世帯が加入。1941年頃に設立されたが、これまで町内会館は所有せず、役員会などの会合には歴代町内会長の自宅や、まじわーる宮前など、既存の施設を活用してきた。土地の寄付を受け、会館の建設が進展した。
館内の椅子や机など備品の選定、利用料や鍵の管理については、会館建設委員会で話し合いを重ねた。今後、関係者を招いて「お披露目会」を実施。その後、利用開始するという。役員会をはじめ、子ども会や老人会など、同町内会に関連する団体にも貸し出していく予定だ。
念願の会館完成に目代会長は「歴史のある町内会だが、このように会館ができ感慨深い。使っていく中でルール等を変えていく必要もあるかもしれない」と話している。
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