意見広告・議会報告
宮前ガバナンス6月号 連載寄稿 災害に強い川崎へ!(下) 〜メロディーチャイムと防災の関係とは〜川崎市議会議員 石田 やすひろ
令和6年度予算案を審議する予算議会において「かわさき強靱化計画」を取り上げ「災害情報通信システム」の予算について、危機管理監に質しました。自然災害の被害が予見される場合や発災した際に、重要となるのが情報です。命を守るためには、迅速な情報伝達が鍵となります。その一つのツールとなるのが、同報系防災行政無線(屋外スピーカー)です。市内で外出中であれば24時間、時と場所を選ばず、情報を耳にする事ができます。
同報系防災行政無線(屋外スピーカー)は、主に災害時等の情報伝達を目的としています。日常では、市民が毎日午後5時頃に耳にするメロディーチャイムです。時を告げるのと同時に、機械が正常に稼働しているか、確認しています。不具合があった場合は早期に対応できるよう、試験放送を実施しています。
同報系防災行政無線(屋外スピーカー)の本来の役割は、地震や大雨等の災害情報等を市民へ伝達する手段として設置しています。主に、緊急地震速報、大津波警報、津波警報、津波注意報、特別警報(大雨特別警報等)、国民保護情報(弾道ミサイル情報等)に情報発信しています。
課題もあります。同報系防災行政無線は、市指定の避難所及び広域避難場所を基本に整備を進めてきました。しかし、設置後30年超えの屋外スピーカーが55基と、一部で老朽化しています。 また、本年1月以降、一部の地域において、メロディーチャイムの放送時に、鐘の鳴るような雑音の混入事象が断続的に発生しました。一時67基について、放送を休止していました。本市が雑音を混入させる原因の可能性がある電柱を特定し改善を図りました。
市議会の議論では、屋外スピーカーで老朽化が進んでいる物については、適正に更新を進めるよう求めました。災害は待ったなしです。いかなる時も情報伝達における空白時間・エリアが生じないよう求めました。引き続き、川崎市議会において、かわさき強靱化の推進に向けて、議論を続けてまいります。
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12月20日
12月13日