意見広告・議会報告
宮前ガバナンス7月号 連載寄稿 生まれ変わる、スポーツの聖地・とどろき 〜等々力緑地再編整備〜川崎市議会議員 石田 やすひろ
第2回川崎市議会本会議の自民党代表質問において、「等々力緑地再編整備事業」について質しました。等々力緑地は、スポーツと自然を体感する、宮前区民にとっても身近な緑地空間です。一方で、スポーツ施設の老朽化や自然災害における防災面の機能に課題があります。本市は「等々力緑地再編整備実施計画」を改訂し、民間活力による再編を実施するための議案を提出しました。事業契約は、川崎とどろきパーク株式会社と、30年間で632億円余の大型契約です。民間事業者のノウハウは、新たな公園創りに活かされます。
球技専用スタジアムは陸上競技場から球技専用スタジアムに変更されます。収容人数も従来の2万7千人から3万5千人に拡大。令和7年から令和12年3月までの整備期間を予定しています。整備期間中の施設利用は出来ません。川崎フロンターレのホームスタジアムであり、代替え施設を早めに示す必要があります。工期中に対する質問に対して本市は「利用施設の停止が見込まれるため、現在、利用団体等と協議しており、Jリーグの開催日程等を踏まえながら関係者と調整を進めている」としています。
等々力緑地は、広域避難場所に指定されています。川崎とどろきパーク株式会社に求める役割については「緊急時に適切かつ速やかに、対応可能なマニュアル等を作成する」としています。本市との連携に対しては「緑地内の各施設を、消防機関の活動拠点等に位置付けており、災害発生時には、市が行う備蓄倉庫の物資の提供について協力する事や、事態に適した対応を迅速かつ正確に行う体制を確保する」と回答しています。
等々力緑地にはスポーツ観戦やイベント開催のため、市内外から多くの人が訪れます。議論では整備期間中の影響を極力減らすため、関係機関との早い調整を行うよう指摘しました。民間の優れたノウハウを活かし、安全・安心で魅力溢れる公園となるよう期待します。引き続き整備動向を注視しつつ、市民が誇れる魅力ある公園となるよう議論してまいります。
|
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
12月20日
12月13日