高齢者支援や児童の健全育成、災害救護、赤十字のPRに取り組む「赤十字奉仕団川崎市地区本部委員会」(横山俊夫委員長)は7月4日、川崎市産業振興会館(幸区堀川町)で研修会を開いた。147人の団員が出席し、赤十字の一年間の取り組みを映像で振り返った。また、井藤綾平社会福祉法人みのり会理事によるしょうがい者サポーターについての講演に耳を傾けた。
研修前のあいさつで横山委員長は「市制100周年を迎えた、すごいまち川崎で奉仕活動ができることを誇りに思って欲しい」と呼びかけた。団員の増強に向けても、継続的な広報活動の重要性を訴えた。
来賓には、福田紀彦市長、河鍋章日本赤十字社神奈川県支部事務局長、吉田勝己神奈川県赤十字血液センター川崎駅東口出張所長、加藤敦子同センター溝の口出張所長、安倍裕二JFEスチール京浜赤十字奉仕団委員長が出席。福田市長は「大災害で行政が命を救うのがわずか数パーセント。自助、公助で命を救っているのが現実。そこの層をどれだけ分厚くするか」がポイントであるとして、奉仕団の役割に期待を寄せた。
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