宮前区にフィジカルトレーニングの拠点を置く、ウインドサーフィンのプロ選手・金上(かながみ)颯太さん(22・鎌倉市在住)が、2024年度JWAフォイルフォーミュラープロツアーで年間ランキング1位を獲得した。「肉体的に自信が持てるようになって、レースにも強気で臨めた」と勝因を語る。
金上さんが操るウインドサーフィンのボードの下には「ハイドロフォイル」と呼ばれる大きな水中翼がある。空を飛ぶように走るのが特徴で、他の種目より艇や帆が大きく重いことから、操縦には風をとらえる技術に加えパワーも求められる。
金上さんはウインドサーファーだった両親の影響で5歳から競技をはじめ、中学生からプロも出場するレースに参加。高校3年生でプロ資格を取得した。同種目のレースには20〜30人が参加。これまでの3年間は表彰台に立つことができず、最高順位も4位と我慢のシーズが続いたが、今年はツアー全3戦で3位に入る飛躍を遂げ、年間ランキング1位を獲得した。「ようやく人に言える成績が取れた。勝つという強い気持ちを持って戦えた。今年は一歩先のレベルにいけた」と喜びを語る。
体重20kg増量
師匠の紹介で、高校時代から宮前区にある総合型スポーツクラブ「ファンズスポーツクラブ宮前」に通い始めた。以来、海でのトレーニングを鎌倉で、肉体トレーニングを宮前で行っている。元々細身の体形で同クラブの栄養士のアドバイスも受け、入会当時60kgだった体重が、今では80kgを超えた。「優勝できなかったのは悔しいが、フィジカルの成長がレースでの迷いを無くす要因の一つになり結果につながった」と話す。
今後は、国内での大会で結果を残しながら、海外で行われるW杯への出場を目指すという。将来は五輪への出場も夢に抱いている。
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