宮前消防署(飯田康行署長)は10月22日、東急田園都市線鷺沼駅の改札前で救命活動を行った2人の駅員に感謝状を贈呈した。
同署によると、6月30日午後1時25分頃、同駅改札前で50代の男性が倒れ、心肺停止の状態に陥った。現場に居合わせた梅崎悠生さん(27)と長谷川俊則さん(52)三が、AEDによる除細動や胸骨圧迫などの適切な処置を実施したところ、救急隊が到着するまでに息を吹き返したという。
1日約6万人の乗降客数を誇る鷺沼駅では、AEDを使用することも多く、職員は定期的に救命講習などの訓練を受けている。梅崎さんは「緊張したが訓練をやっていてよかった」。長谷川さんは「2人で対応できたので焦ることなくできた」と振り返った。
飯田署長は「適切で迅速な処置が、救命の連鎖となり人命救助につながった」と救助者を称え、感謝状を手渡した。
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