市政報告Vol.50 使用済みロウソク提供を通じた障害者支援を実現! 川崎市議会議員 矢沢たかお
当方が顧問を務める川崎葬祭具協同組合と共に、葬儀後の使用済みロウソクと廃木材を回収し、障害福祉サービス事業所における着火剤の製造、販売につなげる取組を推進してきました。今夏には、この取り組みが資源循環のスキームや障害者の就労にもつながるものとして福田紀彦川崎市長から表彰されました。
川崎葬祭具協同組合は1955年に川崎市長の認可により設立され、市から指定を受けた創業40年以上の実績を持つ葬儀社8社と、賛助会員26社で構成されています。
同組合と共に2020年10月から取り組んできたのが、使用済みロウソクの回収です。茨城県取手市の社会福祉協議会から寄付してもらえないかという相談を受けたことがきっかけでスタートしました。取手市では、障害者の就労支援の一環で、使用済みロウソクと廃木材を使って「着火剤」を製造、販売。障害者の賃金向上に大きく貢献しています。
川崎市内でも同様の事業展開を検討していたところ、障害福祉サービス事業所を運営するNPO法人「フューチャードリームアチーブメント(FDA)」(川崎区)の賛同を得て実施することになりました。市にも協力頂き、川崎市営南北部斎苑に使用済みロウソク回収ボックスを設置。これまでに同事業所に120kgのロウソク等を提供してきました。
今後の課題は着火剤の販路の拡大です。現在は川崎市が指定管理者で実施している多摩川河川敷バーベキュー場での利用が中心ですが、取手市ではホームセンターなどで販売されています。また、材料である「おがくず」の安定調達も課題です。より多くの施設や民間企業などにこの取り組みを知ってもらい、利用してもらえるよう今後も支援して参ります。
|
|
|
|
|
|
11月22日
11月15日