宮前区にゆかりのある人々を招き自身の活動を紹介するイベント「宮前区100人カイギ」が11月23日、宮前区役所で最終回を迎えた。足掛け1年10カ月にわたりる活動の最終日は、福田紀彦市長が登壇し、100人が参加した。
宮前区の100人カイギは、23年3月に有志4人によって始まった。川崎100人カイギに参加していたサラリーマンの村上壮太郎さん=東有馬在住=が発起人となり、細屋由紀子さん(臨床検査技師)と板垣克真さん(小学校教諭)、稲木一幸さん(「ふらっと宮前区」管理人)の4人が運営を務めた。
「同じ地域に住むもの同士が横の繋がりを持つことで、少しでも人生を豊かにしてもらいたい」――。宮前区の地域性を考慮に入れ「農業×医療×教育」「大人×子ども」をコンセプトにゲストを招き、毎月、子ども文化センターで開催した。参加者は回を重ねるごとに増え、10回を迎えるころには70人を超える人が訪れた。村上さんは「人が集まり、つながるきっかけになっている。」と実感したと振り返る。
ラストは福田市長
最終回のゲストは、聖マリアンナ医科大学病院副院長の明石嘉浩さん、(株)WALAはたけワーク代表の野口豪さん、稗原小学校の分教室である聖マリアンナ医科大学病院院内学級小学校担任の三浦さん、高校2年生の小川紗里さん、福田市長が登壇し、それぞれの思いを語った。
最後となる100人目を飾った福田市長は、子ども時代から政治を志すきっかけ、川崎市のエネルギー施策やなどを語り、「みなさんとつながれて本当にうれしい」と話した。
「100人カイギ」は2016年に東京都港区で始まったコミュニティー活動。地域の人と人とを緩やかにつなぐことを目的に開かれ、毎回5人のゲストが登壇して身の活動や地域に対する思いを語る。登壇者の総数が100人に達したら解散するのがルール。これまで全国各地のコミュニティーで行われており、川崎市でも19年2月から22年9月にかけて行われた。
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