堅苦しくなく、おしゃべりが楽しめる。宮前平駅前に高齢者が気軽に集える、そんな居場所がスタートした。「宮前平駅前くらぶ(仮)」は、宮前平地域包括支援センターと宮前区薬剤師会が協力して運営。コロナ禍で交流の場がなかった宮前平駅前で新たに始めた事業だ。あえてプログラムは定めず、参加費は100円で、いつ来ても帰っても良いという、ゆるやかなつながり作りを目指している。
初開催となった11月27日。八幡神社の横にある小台八幡会館2階の会場は、掲示板に貼られたチラシなどで知ったという参加者で満員に。5〜7人ずつに分かれたテーブルでは、話に花を咲かせていた。席には看護師や薬剤師、地域のボランティアなども加わり、日常の悩みや相談にも応じた。地元のスポーツクラブのインストラクターが参加しタオルを使った体操も行った。
鈴木たつ子さん(77)は「初めての方とも気楽にお話ができて楽しかった。人と会うことは健康にもつながる。次も参加したい」と話していた。
地域包括支援センターの中尾智子センター長は「お年寄りが孤立しないように、来れば誰かがいる居場所になれば」、宮前区薬剤師会の大貫ミチ会長は「薬剤師の活動の場も広がり、地域住民の方にも役割を知ってもらえる」と期待する
次の開催は、12月25日(水)と来年1月29日(水)、同じ小台八幡会館で午前10時からを予定している。
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