古くから地域で親しまれている野川神明社(石川正人宮司)が、使わなくなったこいのぼりを募集している。伝統行事を守り、神社に足を運ぶきっかけにしてほしいと氏子総代が企画。集まったこいのぼりは、5月の端午の節句に合わせ、神社境内に飾られる。
氏子総代長の亀ヶ谷修さんが、たまたま立ち寄った大田区の白山神社に、たくさんのこいのぼりが飾られているのを目にしたことがきっかけ。最近では住宅事情などにより、こいのぼりを掲げる家庭が少なくなっているが、野川地区は新たに移り住む人も多く、子育て世代も増えていることから、「子どもたちの立身出世を願うとともに、神社を知らない人たちにも足を運ぶ機会に」という思いで企画された。
野川神明社では初めての試み。そこで、亀ヶ谷さんは白山神社を見本に模型を手作りし、飾り方などをテスト。今年は、境内の参道約9mをワイヤーロープでつなぎ、3mまでの約30匹を飾り付ける。来年以降は、ロープを2重にして3m以上の大きなものも掲げる予定だという。
こいのぼりを提供できるという人は、直接亀ヶ谷さんに電話(044・766・2221)を。後日、総代が受け取りにいく。
「たくさんのこいのぼりが風に揺れる姿を見てほしい。奉納いただいたものは大切に保存します。ご協力をお願いします」と呼び掛けている。
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