川崎市内の子どもや若者からの声を集める市の「募集箱」が、このほどリニューアルされた。市の公式ホームページ内から市の「かわさきしこどもページ」に移設され、福田紀彦市長からのメッセージ動画も加わった。
リニューアルされたのは「子ども・若者の”声”募集箱」。市内在住か在学、在勤の小学校4年生〜18歳までの子どもや若者が、市や地域に関する要望や意見を投稿できる。若い世代の意見を市政に生かすため2022年12月に試験的に始まり、23年9月から本格実施となった。
「募集箱」はこれまで市のホームページ上にあったが、「場所がわかりにくい」「(ページに)明るい色を使って」などの声が寄せられていたため、今年2月から子どもに関することや学校関連の情報をまとめた「かわさきしこどもページ」へ移設。さらにこの取り組みを身近に感じてもらえるよう、これまで文章で掲載していた福田市長のメッセージを、市長自らが声で届ける動画として随時、掲載する。
動画第1弾は、高津区の小学4年生から寄せられた「ごみ拾い活動を増やして」という声へのメッセージ。市長は昨年11月に同区で開催した「車座集会」で「ポイ捨てのないきれいなまちづくり」について市民と意見交換したことを紹介。日ごろ地域の美化活動を担う人々の存在に改めて気づかされたと話し、「みなさんもぜひ地域で参加を」と呼びかけている。
「募集箱」には、23年度は347通402件、24年度は昨年12月末までで310通327件の声が寄せられた。「学校の体育館の雨漏りがひどいので直してほしい」「GIGA端末を家に持ち帰る回数を減らして」など学校現場の生の声や、「いじめを受けています。助けて」といったSOSも寄せられている。
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