宮前区神木本町で不動産業を営む井田光政さんは、所属する川崎北法人会の会報誌「かわきた」の表紙絵を担当して25年。これを記念して4月7日(月)から13日(日)まで、銀座アートホールで油彩展を開催する。展示されるのは「春を迎える千曲川」や「竹林の息吹」など、この5年間に掲載された作品を含む40作品。
2000年の掲載スタート時は1年に6回、現在は年4回の会報誌発行に合わせ、取材先で出会った風景や身近な静物などを描いている。これまで掲載された作品は130点となった。
井田さんの幼稚園時代の夢は「絵描きになって個展を開催すること」だった。社会人になって創作活動から距離を置いていたが、恩師の「私が生きている間に実現して」の一言に背中を押されて再開。1999年に初めての個展を開催した。「きっかけを作ってくれた先生に、個展を見せることができなかったのが心残り」
現在は表紙絵のほか、美術団体「示現会」の会員として示現会展にも出品。制作に3カ月を要する100号の大作も手掛ける。「集中していると2、3時間はあっという間に過ぎてしまう」。今日も大好きなジャズが流れる自宅のアトリエで、創作活動に没頭する。
時間は午前11時〜午後6時30分(初日は午後3時開場、最終日は午後4時まで)。
■銀座アートホール/中央区銀座8丁目110番地高速道路ビル(銀座コリドー街)【電話】03・3571・5170
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