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聖マリアンナ医科大学病院 看護専門相談員に聞く 第1回 乳がん治療と末梢神経障害
区内菅生の聖マリアンナ医科大学病院では、専門・認定看護師を中心に看護師が対応する外来相談室を設置し、年間約1000件の相談を受けている。分野はがんから腎・心臓病、認知症など15部門。病状や薬の相談はもちろん、本人やその家族の不安、悩みにも寄り添ってくれるという。
当紙では今月から各部門に寄せられる悩みを紙面で紹介。第1回は乳がん治療中に抗がん剤を内服すると現れる末梢神経障害について、がん看護相談の京盛千里さんに聞いた。
末梢神経障害の症状は「手足の指先がピリピリ痺れたり、じんじん痛んだりします」と京盛さん。抗がん剤の副作用として症状が表れるのは服用後2週間ほどしてから。また、手術前や再発後の処方箋で現れることもあるという。
「問題は本人が治療との関連に気づかないことも」。抗がん剤の副作用というと吐き気や脱毛をイメージする人が多い。「これは、症状が分かりやすく誰でも経験していること。でも、指先の痺れなどは症状の自覚がしにくく、極めて主観的な感覚のため医師に説明しにくい」とも話す。結果、日々の生活の中に、しびれによる転倒や事故などのリスクが生まれる。
「まずは、体の変調を放置しないこと」と京盛さん。現在、各副作用に対応する処方箋は様々あり、相談室では相談者との会話の中で情報を整理し、医師との連携を図っている。
痛みも同様だ。骨転移や更なる痛みには医療用麻薬で対応する。「効果が1日中持続する貼り薬や内服薬も開発されています。無理をせずご相談ください」
■がん相談は月曜日〜金曜日、午前10時から午後4時まで。治療方法や痛みの悩み、精神的な不安など、最長1時間、無料。対象は外来患者とその家族。予約制。問合せ先は同医大腫瘍センター【電話】044・977・8111(代表)まで。
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