統一地方選前半の県知事・県議・政令市市議選は12日に投開票された。宮前区では県議選で持田文男氏(自民党・64)が、市議選で添田勝氏(新しい川崎の会・37)がトップ当選。神奈川ネットが両選挙で議席を獲得した。知事選は現職の黒岩祐治氏(60)が再選した。
定数3に対して現職3・新人3の計6人が争った県議選宮前区は、現職の持田氏が2位の倍以上の2万9千票余を獲得してトップ当選。6期目に臨む。続いて現職の飯田満氏(維新の党・43)が2期目の当選、最後は神奈川ネットの新人・佐々木由美子氏(47)が滑り込んだ。
当選後、本紙の取材に対し持田氏は、「経済、産業、教育、安全・安心を築く土壌を作り、神奈川として発信をしていきたい」と語り、飯田氏は「身を切る改革に向け、知事退職金の計算方式見直しや議員定数削減に取り組む」とコメント。佐々木氏は「生活課題を解決するために政治を道具とし、皆さんの声が活きる街にします」と話した。
一方、市議選は定数9に11人が出馬。トップの2期目となる添田氏を筆頭に現職7人全員が当選。新人1人、元職1人も当選した。
添田氏は、当選後「超高齢社会を前に、今後も介護政策を柱としながら積極的な提案をしていきます」と話した。
他の現職当選者は、石田康博氏(自民党・44・5期目)が「自民党の国会議員とも連携し、市の経済の好循環に向け結束し取組んでいきます」、織田勝久氏(民主党・53・4期目)が「高齢者施策と子育て支援を柱とした新田園都市を一緒に創っていきましょう」、石川建二氏(共産党・57・5期目)が「憲法・平和を守り、中学生まで所得制限なしで医療費無料化等の実現を目指します」、浅野文直氏(自民党・44・5期目)が「今後の超高齢社会と人口減少に備え、ドラスティックに改革を進めていきます」、田村伸一郎氏(公明党・49・2期目)が「区民の皆様に寄り添う政治に徹し、小さな声をカタチに、取組んでいきます」、山田晴彦氏(公明党・60・4期目)が「今後10年で一番高齢化が進む宮前区。子育て支援と合わせ、安心施策に取組みます」と各々コメント。
初当選の矢沢孝雄氏(自民党・29・1期目)は「前市議の父の意志を継ぎ、他の自民党議員とも結束し課題に取組んでいきたい」と語り、返り咲きの渡辺あつ子氏(神奈川ネット・62・2期目)は「エネルギー問題や子育て支援策、高齢者施策等に生活者の視点で取組みます」と話した。
県知事選は黒岩氏が圧勝。今後も特区等を活用した経済活性化策を進めていくことを強調し、「血の通った行政を実現させられるかが課題」と話した。
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