神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2018年8月24日 エリアトップへ

市政報告Vol.21 特養入居申込先の一元化が実現!「特養待機者」の実態把握へ前進 川崎市議会議員 矢沢たかお

公開:2018年8月24日

  • X
  • LINE
  • hatena

 これまで議会で取り上げてきた本市の特別養護老人ホーム(特養)入居申込先の一元化等が盛り込まれた入退去指針が、8月1日に施行されました。これによって市民負担の軽減に加え、特養待機者の実態把握が期待できます。これまでの流れを総括してご報告させていただきます。

市内待機者4822人

 全国的に特養に入所できない高齢者の数が多く、待機児童問題と同様に、「特養待機者問題」として注目されました。本市では平成28年4月で4822人の待機者がいると発表されています。この数字を参考に施設整備を進め、定員枠を増やす計画となっている一方で、施設運営者側からは、「待機は感じられず、むしろ利用者を求めている」との声もありました。

何が問題か?不十分な実態把握

 この差は何なのか?議会における調査で、市の実態把握が不十分ということが浮き彫りとなりました。従来の入居申込みは、各施設に直接申込みをする必要がある上、施設数の上限が設定されておらず、一人で過大な施設数の申込みができました。さらに、一度申込みをすると無期限に申込み状態が継続され、入居の必要がなくなった人でも申込者数としてカウントされ続けていました。これでは正確な待機者数を把握することはできません。

待機者実態把握に大きく前進

 そこで私は、入居希望者の正確な実態把握を進める為にも、申込管理窓口の一元化を図るよう議会で要望し続け、最初に取り上げてから約2年間を要して、制度改正に至りました。申込の際には、最寄りの施設か、窓口業務の委託先である市老人福祉施設事業協会(溝口)に申込む事になります。申込管理が一元化された事で、市民負担の軽減にもつながります。上限5施設までの申込みで、有効期限も設定されました。

 始まったばかりで、市民への周知や運営していく中で見えてくる課題もあるかと思います。今後もしっかりと注視してまいります。

矢沢たかお

TEL:044-976-2727

http://www.yazawa-t.jp/

宮前区版の意見広告・議会報告最新6

ホームドアの設置を急げ!

宮前ガバナンス11月号 連載寄稿

ホームドアの設置を急げ!

〜ユニバーサルデザインで人に優しく〜川崎市議会議員 石田 やすひろ

11月15日

逆・介護保険(健康福寿プロジェクト)で宮前を元気に

市政報告【7】

逆・介護保険(健康福寿プロジェクト)で宮前を元気に

あしたの川崎・日本維新の会 高戸ともこ

10月25日

いよいよ始まる、花と緑の祭典

宮前ガバナンス10月号 連載寄稿

いよいよ始まる、花と緑の祭典

〜全国都市緑化かわさきフェア〜川崎市議会議員 石田 やすひろ

10月18日

生活・未来・日本を守るため地元から挑戦

生活・未来・日本を守るため地元から挑戦

国民民主党神奈川19区総支部長 深作ヘスス

10月11日

政治とカネの問題に決別を!

裏金問題はまだ終わっていない 意見広告

政治とカネの問題に決別を!

立憲民主党神奈川県第19区総支部長 佐藤たかし

10月11日

「逆・介護保険」を広げ、次世代へ投資

県政報告

「逆・介護保険」を広げ、次世代へ投資

日本維新の会 神奈川県議会議員 そえだ勝

10月11日

意見広告・議会報告政治の村

  • ホームドアの設置を急げ!

    宮前ガバナンス11月号 連載寄稿

    ホームドアの設置を急げ!

    〜ユニバーサルデザインで人に優しく〜川崎市議会議員 石田 やすひろ

    11月15日

あっとほーむデスク

  • 11月15日0:00更新

  • 9月6日0:00更新

  • 8月23日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook