神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2019年9月27日 エリアトップへ

市営高山団地自治会 思い出の神輿、譲渡へ 高齢化で担ぎ手不在

文化

公開:2019年9月27日

  • X
  • LINE
  • hatena
同自治会の神輿と黒川会長
同自治会の神輿と黒川会長

 市営高山団地自治会(黒川勝彦会長)が神輿の貰い手を探している。高齢化で活躍の場がなくなった神輿を「眠らせておくのは忍びない」と、活用してくれる人に譲渡する意向だ。

 各地で秋の例大祭の開催を控える中、市営高山団地自治会では神輿を手放すことを決めた。

 神輿は30年程前に同自治会で神輿会を発足させた時に有志で寄付を募り、購入したもの。黒川会長は「大人8人くらいで担げる大きさ。50〜60kgくらいあるのでは」と話す。

 当時、子ども祭りを開催する際に活躍していたが、子どもが減り、祭りが打ち切りになってからは10年以上登場する機会を失っていた。黒川会長は「当時は200人を超える人が祭りに集まり、担ぎ棒を長くして大人も子どもも一緒になって神輿を担いだ」と懐かしむ。

 同自治会は高齢化が深刻。2014年に45・2%だった高齢化率は2017年には52・6%となり、半数を超える住民が65歳以上だ。子ども会に所属する小学生もピーク時には240人程いたが、今では5人程まで減った。黒川会長は「高齢化で神輿の担ぎ手がいない。思い出が詰まった神輿だが、活躍の場がなくなってしまった以上、活用していただける方に譲りたい」と話す。

 同自治会では周辺町内会、自治会に声を掛けたが、未だに貰い手は見つかっていないという。「処分することも考えたが、子どもが多い地域などで活用してもらえるならその方が良い。どんなところでもお嫁に行けるならそれが一番」と黒川会長。

 同自治会周辺には神社がないため、神輿に神様を遷す儀式「御霊入れ」は行っていない。長年、倉庫に保管されていたが、定期的に風通しを行っており保存状態も良く、磨けばすぐに使える状態だという。問合せは黒川会長【携帯電話】080・5430・0096へ。

宮前区版のトップニュース最新6

子どもと大人「ガチ」議論

「地震のそなえ」テーマ

子どもと大人「ガチ」議論

カワサキ☆U18

11月22日

野川レッパがベスト4

学童野球全国大会

野川レッパがベスト4

雨天順延で準決勝中止に

11月22日

ジャイアンツJr.に酒井さん

ジャイアンツJr.に酒井さん

向丘小6年 選抜18人に

11月15日

ブレイキンの石川さん受賞

市文化賞

ブレイキンの石川さん受賞

「シネコンの祖」チッタも

11月15日

佳子さま、緑化祭で川崎に

佳子さま、緑化祭で川崎に

地元中学生と記念植樹

11月8日

川根さん日本代表に

世界短水路選手権

川根さん日本代表に

宮前平中出身、50m自で

11月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月22日0:00更新

  • 11月15日0:00更新

  • 9月6日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook