宮前区スポーツ推進委員会委員長を務めるなど、地域活動を続ける 北野 隆生さん 宮前平在住 71歳
「できる事を」と半世紀
○…スポーツの秋-。例年であれば地域大会に参加し、連絡調整も行う。イベント当日に交通整理にあたることも。「区民がスポーツに親しむきっかけを作り、普及を図りたい」。区の委員長を2015年度から務めるだけでなく、市の副会長、県の常任委員も兼任している。
○…大田区北洗足で生まれ、19歳の時に父の仕事で宮前に引っ越した。最寄りの宮崎台駅は、当時は屋根すらなかった。「うちの前で子ども会がキャンプをしたこともあったね」と懐かしむ。ボーイスカウトや青年の船を経験したことや「地域活動を積極的に」という父の意向もあり、町会長に頼まれ24歳で子ども会会長を引き受けた。「自営業で時間の融通もきいたから」。家業は精密金型プレス。製作物は歯列矯正の細かな部品や、人工衛星の端子として宇宙へも行っている。
○…推進委員は例年、区民祭で体力測定のブースを出店。判定を出し翌年までの改善を呼び掛けてきた。対象を79歳までと定めていたが、継続し来場する80代も。うれしい悲鳴とともに、医師を置いて対応している。しかしコロナ禍で委員の活動はほぼ中止に。何かできることはないかと県の講習を受け、1日30分週3日3カ月運動を続ける「3033運動」を持ち帰り、各自に継続を呼び掛けた。「早く普段の生活に戻るといい」
○…小さな頃オリオンズファンで川崎球場へ通った。子ども会長を引き受けすぐ、27歳から子ども会の少年野球「花の台フラワーズ」の手伝いも。監督として市子ども会連合会の夏の大会で優勝したこともある。「地域の子どもは、自分の子どもみたいなもんだよ」とにっこり。「できる事をと初めてもうすぐ50年。地域がより仲良く、楽しくなったらいいね」
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11月29日
11月22日