川崎フロンターレと健康食品関連事業などを手掛けるサントリーウェルネス株式会社(本社・東京都港区)が連携し、かわさき記念病院の認知症デイケア参加者とオンライン上で交流を深めた。高齢者や認知症の人にフロンターレを知ってもらい、サポーターとして地域を支える存在になってもらうことが狙い。
イベントは世界アルツハイマーデーにちなんだ9月21日に開催。感染症対策のため、同チームが運営するスポーツ施設「フロンタウンさぎぬま」にあるスタジオと、かわさき記念病院をオンライン映像で接続。フロンターレのマスコットキャラクター・ふろん太も登場し、クラブスタッフやインストラクターと病院に通う参加者14人が交流した。
プログラムでは、健康教室や介護予防事業を実施しているインストラクター考案の脳トレやサントリーウェルネス(株)とのコラボタオルを活用した体操が行われた。普段とは違うデイケアサービスに参加者は「とても楽しかった」と感想。さらに病院で集めた手書きの応援メッセージや「好きです かわさき 愛の街」をテーマにした体操をサプライズで披露し、チームを支える思いを伝えた。
同チーム担当者は「今後もスポーツに限らず、市民の皆さんに親しんでもらえるクラブを目指したい」と強調。病院の担当者は「ふろん太くんの登場に喜んでいる人もいて好評でした。また一緒に地域のためになる活動を進めたい」と抱負を述べた。
民間企業と連携
取り組みは、サントリーウェルネス(株)が推し進める「Be Supporters!」プロジェクトの一環。「支えられる人から支える人へ」をコンセプトに、高齢者や認知症の人がクラブや地域を支える存在になっていくことを目指している。同社とフロンターレは、これまで録画映像で同病院のデイケア参加者に健康体操を提供してきたが、今回初めて中継で実施された。
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