防火や防災への決意を新たにする新春恒例の宮前区消防出初式が1月8日、川崎市消防訓練センター(犬蔵)で行われた。新型コロナの影響で3年ぶりに開催。消防職員や消防団員ら約215人が参加し、士気を高めた。
今年は宮前区が市内の代表会場となった。消防関係者や地元選出議員らが来賓として駆け付けた式典では、消防功労者への表彰=中面に関連記事=などが行われた。
杉山哲男宮前消防署長は「消防の原点は地域にあり。宮前区を災害に強い街にするべく、総力を挙げてまい進する」と訓示。福田紀彦市長は「災害は待ってくれない。コロナ下でもやれることをやりきり、心は密にしてほしい」とあいさつした。
第2部は、区民が見守るグラウンドに場所を移して行われた。川崎古式消防記念会が、木遣り歌に合わせてまとい振り込みで登場し、約7メートルの梯子の上で曲芸を披露した。幼年消防クラブに所属する初山幼稚園の園児の演技や、市消防音楽隊の演奏とカラーガード隊の演技も会場を盛り上げた。最後は、祝賀飛行と消防部隊の一斉放水で、防災に対する決意を新たにした。
杉田正文宮前消防団長は「区民の安全安心な暮らしのために、加入促進とともに関係団体との連携を深めていきたい」と述べた。
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