川崎市の産業や観光の振興を掲げ、3年ごとに更新される「かわさき名産品」。川崎市は1月16日、4月から認定する名産品を決定した。認定された全99品のうち、宮前区内からは新規で4品が選ばれた。
かわさき名産品は、市内で生産・製造・加工されて販売されている菓子や食品、民芸品が対象で、川崎商工会議所や川崎市観光協会、消費者代表らによる実行委員会が2004年から認定。11年から3年ごとに更新している。
今回は、昨年9月から10月にかけて新規・更新申請を募り、11月の審査会で選定された。認定されたのは、新規20品、更新79品の全99品(和菓子33、洋菓子22、その他食品35、工芸品等9)。
宮前区からは、【1】パティスリーNocoNoco(菅生)の「神奈川 川崎 檸檬ケーキ」【2】La cuisine noix(菅生)の「平瀬川」【3】なんぺいの木(南平台)の「なんぺいの実(シューラスク)」【4】肉屋横丁((有)エヌエスフーズ)=北部市場=の「黒毛和牛ローストビーフ」――の4品が新規で認定された。
米粉を使用している「檸檬ケーキ」は、国産レモンを皮ごと使用。程よい酸味とレモンのさわやかな香りが特徴だ。同店担当者は「近隣小学校の教材になるほど、地元の皆さまに愛されている。この美味しさを全国の皆さまにも試してもらいたい」と思いを話す。
「平瀬川」にサンドされている梅ジャムの一部には、菅生エリアでとれたウメで作った梅酒の梅肉が使用されている。同店の関係者は、「濃厚なバターが香るクッキー生地と、梅の甘酸っぱさがコラボした人気の焼菓子となった」と仕上がりに自信をのぞかせる。
「なんぺいの実」は、同店で人気となっているシュークリームと同じ生地で焼き上げたプチシューに、バターをたっぷり染み込ませた。同店では「じっくり乾燥させることで『サクシュワ食感』が実現した、お子様からご年配の方までお楽しみいただけるシューラスクだ」としている。
「黒毛和牛」は、赤身肉がもつ本来の旨みや香りを最大限引き出すために、できる限り塩・コショウのみの味付けで焼き上げた。担当者は「脂くどくなく、ご年配の方々でもさっぱりおいしく食べられ、なおかつ、柔らかく召し上がれるように、原料も吟味しています」と述べる。
その他、更新されたのは、駿河屋製菓(有)(野川本町)の「お好み甘納豆」「ココア甘納豆」、なんぺいの木の「くるみの家(エンガディナー)」「宮前ドーナツ」、手打蕎麦よしみや(小台)の「ふる舞いそば」、宝養生資材(株)(菅生)の「宝養生せっけん」で、区内の認定は10品となった。
認定品一覧は、市ウェブサイトで公表中。
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