コラム㊹専門医が分かりやすく解説 目のお悩みQ&A 『緑内障の気があると言われましたが、どういうことでしょうか?』
緑内障は眼圧が高いことにより視神経が障害され視野が欠けてくる病気です。眼圧の値は正常値に入っていればよい訳ではなく、個々人の適正値があり、それを上回る状態が続くと緑内障を発症します。緑内障になると、眼底検査で「視神経乳頭陥凹拡大」や「網膜神経線維層欠損」といった特徴的な異常所見が見られます。逆に、検診の眼底検査などで、これらの異常が指摘されると、緑内障が疑われ、精密検査が必要になります。
診断には視野検査を行いますが、特徴的な視野の異常が認められれば緑内障と診断され、通常、眼圧を下げる点眼薬による治療を開始することになります。しかし、眼底の異常がありながらも視野の異常がないこともあり、これがいわゆる「緑内障の気がある」と言われる状態で、医学的には「前視野緑内障」と呼ばれ、緑内障の一歩手前と考えられます。厳密にはまだ緑内障ではありませんので、基本的に治療の必要はありませんが、いずれ緑内障を発症する恐れがありますので、早期発見早期治療のためにも定期的な経過観察が重要となります。また、緑内障は一度進行すると元に戻すことが困難なため、少しでも緑内障を出したくない場合や、片眼が緑内障を発症していたり、家族に進行した緑内障の方がいるなど、リスクが高いと考えられる場合には予防的に治療を開始してもよいかと思います。
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