神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2024年6月7日 エリアトップへ

市バス 運転手不足で144便減 鷲ヶ峰営業所管内 10日から

社会

公開:2024年6月7日

  • X
  • LINE
  • hatena
「減便のお知らせ」が貼られた停留所
「減便のお知らせ」が貼られた停留所

 川崎市交通局は5月28日、鷲ヶ峰営業所(菅生ケ丘)管内で運行する市バスの一部減便を発表した。運転手不足が主な理由で、6月10日から144便減らす。市は「運転手の確保に向けた取り組みを進める」としているが、地域住民からは切実な訴えも聞かれる。

 減便対象は、北部4区を走る鷲ヶ峰営業所管内の7路線18系統。鷲ヶ峰営業所前・聖マリアンナ医科大学前と溝口駅南口間を走るバスが最も減便数が多く、現在の平日355便から322便(マイナス33便)。次いで、宮前平駅・宮前区役所前と溝口駅南口を結ぶバスが平日194便から178便(マイナス16便)となるなど、平日95便、土曜25便、休日24便の計144便が減らされる。

 平日の減便は市バス全体の約2%に相当するが、乗客への影響を最小限に抑えるため、通勤通学で利用する朝ラッシュの時間帯は極力さけ、主に日中から夜間の時間帯での減便が実施する。

運転手不足が影響

 市交通局によると、同営業所は4月時点で運転手が10人足りず、市内4営業所の中で最も不足数が多かった。4月の法改正で運転手の労働時間が規制されたことや新規採用が思うように進まなかったことが影響し、現在のダイヤを維持できないと判断した。担当者は「運転手不足が原因の減便は初めて」と話す。

 一方で、減便対象エリアに暮らす人にとって、バスはなくてはならない「地域の足」だ。向丘地区連合自治会の石川閣会長は「運転手不足は全国的な課題だとは思うが、バス減便の影響は大きい。公共交通機関としてのあり方を考えてもらいたい」と訴える。

 新たな時刻表は市バスのウェブサイトで閲覧可。市は運転手確保に向け、運行上の工夫を継続するほか、採用方法の見直しなどにも取り組む。

宮前区版のトップニュース最新6

精神面成長し全国へ

チアダンス

精神面成長し全国へ

西野川拠点ユースチーム

10月25日

「告白の旅」を映画化

HIV患者の福正さん

「告白の旅」を映画化

海外でLGBTQ特別賞

10月25日

金上さん、日本1位に

ウインドサーフィン

金上さん、日本1位に

宮前でフィジカル鍛え

10月18日

男性育休取得、初の5割超

川崎市役所

男性育休取得、初の5割超

事例共有化などで好循環

10月18日

読み聞かせに効果音

犬蔵小図書ボラ

読み聞かせに効果音

コロナ契機に世界観演出

10月11日

返礼品に「市バス」

ふるさと納税

返礼品に「市バス」

市交通局「目玉商品に」

10月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 9月6日0:00更新

  • 8月23日0:00更新

  • 8月16日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年10月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook