神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2024年7月12日 エリアトップへ

若者文化の歴史たどる 「路地の記憶」展始まる ネットミュージアムで

社会

公開:2024年7月12日

  • X
  • LINE
  • hatena
等々力緑地でBMⅩの練習に集まる若者たち(画像提供:堀井明氏)
等々力緑地でBMⅩの練習に集まる若者たち(画像提供:堀井明氏)

 「路地(ストリート)」で生まれた若者文化の源泉をたどり、川崎のストリート文化の歴史を紹介するオンライン展覧会「路地の記憶ヒップホップ的なるものの社会史」が7月1日から、市民ミュージアム(麻生区)のウェブサイト「the 3rd Area of “C”―3つめのミュージアム―」で始まった。来年3月31日まで。

 パリ五輪では、川崎でも若者文化として定着した「ブレイキン」が追加競技として採用された。川崎がストリートカルチャーの世界的「聖地」となりつつあることを背景に、今回の展覧会では路上発の文化を歴史的にたどり、国内外のストリートカルチャーの軌跡をひもとく。

 第1章の「戦前日本の路地の記憶」では、庶民の娯楽や「落書き」「大衆文化」などの歴史を紹介。第2章の「路地の文化」では、戦後復興期に若者の間に芽生えたアメリカ文化へのあこがれと、アメリカでヒップホップが誕生した背景を詳説する。

 そして第3章は「21世紀のストリートカルチャー」。「チッタグループ」の足跡を軸に、戦後の映画館の再建からシネマコンプレックス「チネチッタ」の誕生(1987年)へと続く「川崎映画街」の歴史や、88年の「クラブチッタ」開設からヒップホップやブレイキンなどの若者文化が川崎に根付いた経緯を解説。町の「落書き」がグラフィティとしてアートへと昇華した背景なども視覚的に伝える。

 市民ミュージアムの担当学芸員は「パリ五輪で採用されたブレイキンでは、武蔵溝ノ口駅前が『聖地』として世界的に知られています。ストリートカルチャーが川崎に根付いた20間年の歴史と、世界史や日本史の大きな流れとの接点を感じてもらいたい」と話す。

 展覧会ページは【URL】https://www.kawasaki-museum.jp/thirdarea/

1935年ごろの現チネチッタ建設予定地(株式会社チッタエンタテイメント提供)
1935年ごろの現チネチッタ建設予定地(株式会社チッタエンタテイメント提供)

宮前区版のローカルニュース最新6

ヘアアレンジ講座

ヘアアレンジ講座

美容師が指導

9月17日

視覚障害者に音訳ボラ

視覚障害者に音訳ボラ

10月21日に体験会

9月16日

音楽でうるおいを

宮前区役所

音楽でうるおいを

ロビーコンサート

9月14日

今年も駅前3会場で開催

さぎ沼まつり

今年も駅前3会場で開催

10月6日 スタンプラリーも

9月13日

「池田塗装」が無料の勉強会

本紙連載コーナー筆者

「池田塗装」が無料の勉強会

9月18日(水) 宮前市民館 参加者を募集中

9月13日

豪華出演者の「たま寄席」

豪華出演者の「たま寄席」

9月29日 多摩市民館で

9月13日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 9月6日0:00更新

  • 8月23日0:00更新

  • 8月16日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook