大規模テロを想定した合同訓練が8月8日、東急田園都市線・宮崎台駅構内とその周辺で実施された。宮前消防署と宮前警察署、東急電鉄、宮前区役所から54人が参加。情報伝達から犯人制圧、負傷者の救出までを訓練した。
訓練は駅のホーム上で男がスプレーを噴射し、スプレーを浴びた複数人が不調を訴えている想定で行われた。駅員は避難誘導と情報収集を実施。連絡を受けて現場に到着した4者で情報を共有。特殊な防護服に身を包んだ特別高度救助隊員が負傷者の救出にあたり、消防隊が有害な化学物質を取り除く除染作業を行い、傷病者は救急隊に引き継がれた。さらに、警察官が犯人を制圧するなど、関係機関による一連の作業を確認し、緊急時の連携強化を図った。
飯田康行宮前消防署長は「訓練は実践的なことが求められるので、場所を提供いただいた東急電鉄さんに感謝している。顔の見える関係づくりの観点からも、とても有意義な訓練だった。想定がことなると課題も見えてくるので継続していきたい」と総括した。
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